マーケットイン・プロダクトアウトとは?メリットデメリットと事例

マーケットインとプロダクトアウトの説明画像

この記事を書いた人
マケズキ
WEBマーケター/アフィリエイター/ブロガー/フリーランス/ニート

なんか色々やってます。本業は月100万円ぐらい収入のあるニート。

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どうも、マケズキです。

マーケットイン・プロダクトアウトって聞いたことあるけどよーわからん…

言葉だけ聞くとちょっとわかりにくいですよね。

僕も初めて聞いたときは

マケズキ

マーケットアウト、プロダクトインだっけか?(逆)

って逆で覚えてましたからね・・・。苦笑

簡単に説明すると、

マーケットインとプロダクトアウトの説明画像

↑の画像の通りです。

この記事ではマーケットイン・プロダクトアウトについて事例をふまえて詳しく解説していきます。

一般的に良しとされているのはマーケットイン

マーケットインの説明画像

マーケティングで一般的に良いとされているものはマーケットインです。

マーケットインとはマーケット(市場)からイン(入る)ってことで、世間が欲しがっている(ニーズのある)商品を作る考え方です。

ほとんどのマーケターはマーケットイン戦略をとっています。僕もそうです。

だって、世の中が欲しがっている物を作らないと売れないもの。

マケズキ

僕の使用済みパンツを1万円で売ります!

なんて言っても誰も欲しがってないどころか、変質者として逮捕されますよ。

マーケットインのメリット

  • すでに市場があるので戦略を練りやすい
  • 市場に成功事例があり、結果が出せる自信を持てる

マーケットインのメリットはある程度結果が予測出来て、戦略に自信が持てることです。

成功事例がたくさんあったり、すでに市場があるので分析もしやすい。マーケターの主な仕事って「マーケットインの中で分析していくこと」って言っても語弊がないんじゃないでしょうか。

マーケットインのデメリット

  • 強い競合がいる市場では勝つのは難しい
  • 誰でも出来てしまう商品はすぐ真似される

マーケットインの世界って「勝てるやつが勝つ」世界になりがちです。

資本多く、体力のあるところが市場を握っていきます。

例えば、今から生活用品全般のショッピングサイト作ったってAmazonという巨大企業に勝つのは難しいです。

 

USP(商品の独自の売り)がなく、誰でも真似出来ちゃうような商品もまた、すぐ廃れます。

例えば、輸入転売という転売の世界では

輸入転売さん

Amazonにある商品をパクって製品作れ

というノウハウがあったりします。(OEMという、自社製品を中国で簡単に作れる仕組みがあります)

 

誰でも作れてしまうし、みんながこのノウハウで同じような製品を作り続けるので長期的には儲かりません。

僕は”時持ち”になるためにマーケティングをやっているので、細く長く続かない仕事は絶対にやりたくない主義ですね・・。

注意
輸入転売が悪いというワケではなく、半永久的に競合が増え続けるやり方はしんどいくて僕には合っていないという話です。

知り合いに輸入転売でバリバリ稼いでる人もいますし、輸入ビジネス自体を否定しているわけではありません。

 

戦略が練りやすいマーケットインの中で、勝てる市場を見つけ出すのがマーケターの腕の見せ所ですね。

でも、マーケットインが絶対正解!ってことは絶対にないんです。

それがプロダクトアウトの考え方。

世の中を変えるのはプロダクトアウト

プロダクト・アウトの説明画像

プロダクトアウトは世の中を変える力を持っています。

プロダクトアウトとはプロダクト(商品)からアウト(出す)ってことで、自分が作りたい商品を作る考え方です。

プロダクトアウトのメリット

  • 世の中を変えるだけの大きな力を持っている
  • 新しい市場を開拓するパイオニアになれる

プロダクトアウトの影響力はかなりでかいですが、よっぽど良い物だったり、潜在ニーズを見極めれてないと売れません。

プロダクトアウトのデメリット

  • 市場の予測が難しい
  • マーケットインに比べて成功率が低い

プロダクトアウトは上級者向けといっても良いかも知れません。

 

 

iPhoneはプロダクトアウトの典型的な例で、初めて出たころなんて誰も相手にしてなくて「誰があんなん使うねん」とか散々言われてました。

でも、結果はご存知の通りです。

顧客に欲しいものを聞いて、それを与えるだけではいけない

というジョブズの名言があって、プロダクトアウトの象徴とも言えます。この名言で伝えたいことって「潜在ニーズ」に気付けってことなんですよね。

プロダクトアウトで成功するには、顧客自身が気付いていない潜在ニーズにアプローチして世の中に出回っていない商品を作り出す必要があります。

マケズキ

僕の使用済みパンツを1万円で売ります!

↑これってある意味プロダクトアウトなんすけど、誰も買うヤツいないすよね。うん、当たり前だ。

でもジョブズはプロダクトアウトで世界を変えました。

その違いは潜在ニーズにあります。

本質は顕在ニーズと潜在ニーズ

マーケットイン・プロダクトアウトって本質的には顕在ニーズ・潜在ニーズの汲み取りです。

顕在ニーズと潜在ニーズの解説画像

↑の画像にあるように、マーケットインっていうのは市場調査すればわかる顕在ニーズに乗っかって商品を出すことです。

iPhoneが流行りだした。これからはスマホが来る。Android買収しよ。

GoogleのAndroidなんかは、マーケットインの大きな成功事例ですね。

iPhoneが2007年に販売されていて、Androidのデバイスは2008年に販売されています。

今じゃ世界シェアはAndroidのほうが大きいし、後乗りのマーケットインで大きく成功しました。

 

プロダクトアウトでの成功のカギは潜在ニーズにかかっています。

マケズキ

iPhoneは潜在ニーズがあって爆発的に売れたけど、僕のパンツには潜在ニーズがない。そういうことだ。
【余談①】INSIGHTと潜在ニーズ

余談ですが、マーケターの中には「潜在ニーズ」って言うと怒る人がいます。「インサイトって言え!」って怒られます。

まぁ意味は一緒なんすけど、「ニーズ」という言葉自体が顕在してるものであって「潜在ニーズ」という日本語がおかしいからという理由ですね。「潜在ニーズ」で広まっちゃってるんでもう取り返しつかない言葉のひとつ。まぁ、どっちでもいい余談です。笑

【余談】マーケティング1.0・2.0との関連性

プロダクトアウト・マーケットインの話になるとマーケティング1.0、2.0の話をしてプロダクトアウトを否定してくる人がいます。

この記事で解説した通り、個人的にはマーケティング1.0(プロダクトアウト)も潜在ニーズさえ掴んでいれば通用すると思っています。ただ、難易度は高いと思います。

【まとめ】並のマーケターならマーケットインしとけ

僕のように”時持ち”を目指して細く長い収入を狙いたいなら、マーケットイン戦略を取るのが無難です。

プロダクトアウトでぶっ放して、世の中を変える!なんて大きな野望は持ち合わせておりません。

市場や、あなた自身がやりたいこと次第なので「マーケットインが絶対に正解!」ってことはありません。

マーケットインの中でもSTP分析をして差別化してかないと上手くいかないですし、マーケティングをマーケットイン・プロダクトアウトの観点だけで語るのは不可能です。

初心者向け補足
【STP分析とは?】
マーケティング戦略の基礎となる重要な考え方で、マーケターとして知らないと恥ずかしいレベル。

詳しくはSTP分析とは?具体例も合わせて解説の記事で解説してるので参考にしてください。

STP分析の記事で、このサイトがどのようなマーケティング戦略を取っているのか暴露してます。

あわせて勉強してみてくださいね。

マケズキ

パンツ1万円で売って欲しい人はお問い合わせフォームからどうぞ

問い合わせ来ても売らんけどね!

ではでは!笑