どうも、マケズキです。
- STP分析ってそもそも何?
- STP分析の意味はわかるけど、具体的に何したらいいの?
という人に向けて実際にWEBサイトを運用して売上を上げている僕が実践している方法を解説します。
結論から言うと、マーケティングに携わる人間でSTP分析出来ないヤツはクズって言っても過言じゃないです。(言葉が悪いw)
それぐらいマーケティングの基本ですし、知っておかないとマーケターとして恥ずかしいレベル。
この記事を読んでSTPについての理解を深めて頂ければ幸いです。
STP分析とは?
STP分析とはセグメンテーション(Segmentation)、ターゲティング(targeting)、ポジショニング(positioning)の頭文字を略したものです。マーケティング戦略の重要な考え方であり、基本となるワークです。
マーケティング界の神様「フィリップ・コトラー」が提唱しました。
STPが重要な理由はマーケティングの戦略、方向性を決定づけるからです。
簡単に説明すると、
- どんなお客さんがいて(S)
- 誰に売りたくて(T)
- どんな打ち出し方をするか(P)
という戦略を考えるワークです。
セグメンテーションとは?
セグメンテーションとは「市場の細分化」です。
「世の中にはどんな市場があって、自分が売りたい商品のを買ってくれる人はどんな人か?」というのをひたすら考えていく作業です。
例えばのルイヴィトンのカバンを売りたい場合のセグメンテーションは
- キャバ嬢にプレゼントしたいおっさん
- 彼女の誕生日に特別な思い出にしたい彼氏
- 金持ちセレブな女性社長
- 買い物依存症のおばちゃん
- インスタ映えさせたい若い女子
- 転売目的の外国人バイヤー
- etc…
いろんなペルソナ(実際のお客さんの想定)が考えられます。
金持ちの市場もあれば、転売目的の市場もある。自分の商品に関わってくると予想出来る市場をすべて洗い出す作業がセグメンテーションです。
ターゲティングとは?
ターゲティングとは、効果性の高いターゲットを選択することです。
具体的にはSTPのS、セグメンテーションの段階で洗い出したターゲットから一番効果性の高いターゲットを選択します。
簡単に言うと、一番金になるターゲットを選べってことです。笑
ルイヴィトンのカバンの例でいうと、「キャバ嬢にプレゼントしたいおっさん」をターゲティングします。
ターゲットの選び方は次のP(ポジショニング)によって変わってきます。
STP分析って名前なんでS→T→Pって順番でやりそうなもんですが、実際はS→TP(同時)って感じです。
「キャバ嬢にプレゼントしたいおっさん」を選んだ理由は次のP(ポジショニング)で解説します。
ポジショニングとは?
ポジショニングとはターゲットがいる市場の中から、どこを攻めるか決めることです。
このSTPを考える人が
ヴィトンの営業マン
↑みたいにルイヴィトンの中の人なら
- ターゲット「金持ちセレブな女社長」
- ポジショニング「金持ちに愛され続ける」
↑で設定してリピート客を狙うほうが売上が上がるでしょう。太客ですからね。
でも、ルイヴィトンのSTPを考えてる人が
キャバ嬢
という状況だった場合、ターゲットは
- メルカリ、ヤフオクなどのネットショップで買う一般人
- 質屋
となります。全く話が変わってきますね。
キャバ嬢がメルカリでおっさんに売って、おっさんはキャバ嬢に貢ぐ。無限ループの始まりだ!!
まぁ実際のところ、キャバ嬢にプレゼントするようなおっさんは心斎橋やら銀座なんかの直営店舗で買うことが多いでしょう。
でも、
おっさん
↑こんなおっさんをターゲティングしてネットで売るというのは戦略として良いですね。緊急性が高いので、多少高くても買ってくれます。
メルカリの説明文に「キャバ嬢が喜ぶルイヴィトンのカバンです」とか説明入れておけば、検索に引っかかるかもですね。
まぁ、このキャバ嬢はメルカリで売ってる時点で喜んでないんですけどね。
僕がS→TP(同時)と言っている意味がわかりましたか?
事例にもよりますがポジション次第でターゲットは変わるので、同時に考えるのが無難、というか自然とそうなります。
STPの具体例。この記事でやったことを暴露
今あなたが読んでいるこの記事を書くにあたって行ったSTP分析を暴露しちゃいます。
手品の種明かしみたいに楽しんでもらえたら幸いです。
僕の思惑通りにあなたがこの記事を読んでいたなら、拍手してね!!笑
この記事のS(セグメンテーション)
この記事に来る人はどんな人か?僕が想定したセグメンテーション一覧です。
- 「STP分析」の意味がわからなくて調べに来てる人
- 「STP分析」の意味はわかっているが、いまいち理解が浅く具体例を知りたい人
- キャバ嬢にルイヴィトンをプレゼントしようか考えてる人
正直、記事ベースだと「STP分析に興味関心がある人」以外ないです。ルイヴィトン買いたいおっさんがこの記事にたどり着くことはないでしょう。
でももっと落とし込むと
- マーケティングに興味関心のある企業のWEB担当者
- アフィリエイト等の副業を始めてマーケティングを勉強し始めた人
- ブロガーで集客が出来ていないくてマーケティングの必要性を感じた人
- 学生起業を目指してマーケティングが起業に必須だと知った人
- 主婦で在宅ワークを始めたけど上手くいかなくてマーケティングを学びだした人
- etc…
一言に「STP分析に興味がある」と言っても、その裏にはいろんな背景を持ったペルソナ(具体的な人物像)がいます。
このあたりは「記事のSTP分析」ってより、抽象度がひとつ上がって「サイトのSTP分析」になります。
表面的なS(セグメンテーション)だけではなく、ペルソナまで落とし込んだS(セグメンテーション)を行いましょう。
この記事のT(ターゲティング)とP(ポジショニング)
この記事のターゲットは「副業を始めてマーケティングを学び始めた人」に設定しています。
というのも、僕自身が副業からアフィリエイトを始めてご飯を食べてる人間だから(ポジショニング)です。
企業のWEB担当者や、学生起業を目指してる人に対して
マケズキ
とか言ってもあまり刺さらないから。
とはいえ、一番刺さるのが「副業の人」であって、学生起業家でも企業のWEB担当者の人でもマーケティングを学びたい意欲はあるはず。
なので「メインターゲットに一番来て欲しいけど、セグメンテーションしてる他のターゲットも想定して記事を書いている」ってのがこの記事のSTP分析です。
・・・セグメンテーションの中にあなたはいましたか?
いたなら褒めてください。いなかったら罵ってください。笑
コメントお待ちしていますw
STP分析が理解出来たなら、実践してみよう
知識ばっかりあっても実践しないなら頭でっかちのデクの棒です。
「知識+経験」の両方があって初めて「スキル」になります。
この記事でSTPの知識は身についたはずです。そうなると、次は実践です。
STP分析ってのは妄想でも出来ます。あなたが商品を持っていなくても良いんです。
ルイヴィトンでもいいしユニクロの服でも良いので、妄想でSTP分析のシュミレーションを実践してみてください。
「何も思いつかない」というのであれば僕のほうから例題でもだしましょう。
- ハゲ薬のアフィリエイト
- ダイエットサプリのアフィリエイト
- 脱毛のアフィリエイト
僕がアフィリの人間なのでアフィリエイトの例題ばかりで申し訳ないですが、アフィリエイトの定番3つです。
初心者がこのジャンルをやってもまず勝てないのですが、練習としては良いと思います。
10分もありゃ出来るので、理解を深めるために是非やってみてください。