- フリーランスでSWOT分析の理解を深めたい人
- フリーランスが実践したSWOT分析の実例を知りたい人
どうも、マケズキです。
マーケティング戦略にはさまざまな用語がありますが、SWOT分析をご存じでしょうか?
マケズキ
と、解説される場合が多いですが、それだけではわからないですよね。
中には、
なんて言いながら、実は理解していない方もいると思います。
また、意味を理解していても、実践できなければ意味がありません。
SWOT分析は、「S・W・O・T」4つのポイントから戦略を考える方法です。
SWOT分析を実践できれば、他社との差別化が図れます。
フリーランスのどんな仕事にも通ずる、以下の悩みも解決しますよ。
- なぜ選ばれないのか?
- なぜライバルに勝てないのか?
- なぜ仕事がもらえないのか?
そこで今回は、SWOT分析の意味とやり方、事例を交えながらわかりやすく解説していきます。
簡単にできるので、ぜひ参考にしてください。
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SWOT分析とは?どこよりもわかりやすく解説!
SWOT分析はマーケティング戦略に不可欠な、フレームワークのひとつ。
いくつかの視点から自己分析を行うことで、自社にとっての今後の戦略や課題を見つけるのが目的です。
つまり、ビジネスを成功させるためのKSF(Key Factor for Success)を明確にさせられます。(※KSF…成功の鍵となる要因)
「まずはSWOT分析とは何か?」という部分から解説していきます。
SWOT分析って何?
SWOT分析は、4つの意味から構成されており、マーケティング戦略を立てるのに重要な指標となります。
- Strength…強み(S)
- Weakness…弱み(W)
- Opportunity…機会(O)
- Threat…脅威(T)
上記の通り、SWOT分析は大きく「SW」と「OT」で分けることができます。
- SW…自社のプラス要素とマイナス要素
- OT…外部環境要因のプラス要素とマイナス要素
「企業の『強み』『弱み』『機会』『脅威』がわかります」
引用元:野上眞一『マーケティング用語図鑑』新星出版社,2017年
これらを分析することで、今後の自分が進むべき道を見つけることができるのです。
マケズキ
フォーチュン500のデータを用いて1960年代から70年代にスタンフォード大学で研究プロジェクトを導いた、アルバート・ハンフリーにより構築された。
引用元:wikipedia「SWOT分析」
SWOT分析の目的は「差別化」を図ること
SWOT分析で得られる一番の効果は、「差別化を図ること」にあります。
差別化できていなければ、市場に埋もれ、結果的に失敗に終わってしまいますからね。
たとえば、梅雨の時期など、人が外に出ない状況は、オンライン系のサービスにとっての機会(Opportunity)になります。
しかし反対に、居酒屋やBarなどにとっては、脅威(Threat)となるでしょう。
また、2人のキャバ嬢をイメージしてください。
- キャバ嬢A…私は顔はいまいち(W)だけどトークは上手(S)だから、トークを武器にしよう
- キャバ嬢B…とりあえず色んなおっさんを楽しませればいいんでしょ?
キャバ嬢AはSWを理解した戦略です。
AとBに対するお客さんの反応は以下のようになるでしょう。
- Aのお客さん…あの子トークが面白くてハマっちゃうんだよね
- Bのお客さん…どこにでもいるキャバ嬢だよね
つまり、Bは市場に埋もれるタイプ。
Aは自分の強みと弱みを理解できていて、どんなキャバ嬢になるべきか戦略を立てられています。
このように、SWOT分析を行えば、他社との差別化・自社の強みを明確にする戦略を立てられるのです。
SWOT分析の簡単なやり方【ポイントは3つ】
SWOT分析の簡単なやり方を紹介します。
と、悩んでしまう人もいるでしょう。
マケズキ
と言われても、どうしたらいいかわかりませんよね。
そこで、3つのポイントを意識しながらSWOT分析してみてください。
以下の3つのポイントを意識すれば、SWOT分析はできます。
SWOT分析のためのテンプレートも用意したので、ぜひ活用してみてください。
1.SWOT分析で使うテンプレート
SWOT分析を行うときに使うテンプレートですが、正直なんでもいいです。
っていうと、適当な奴と思われるかもしれませんが、SWOTの4つについて考えればいいだけですから、箇条書きで書いていくのでも構いません。
実際に、僕がサイト設計するときは、箇条書きで書いてますしね。↓
SWOT分析は、4つのポイントをそれぞれを順番に埋めていくだけ。
テンプレにこだわる必要はなく、重要なのは中身です。
2..コツは外部要因(OT)から分析すること!
SWOT分析のコツは、SWOTの「OT部分」から分析しましょう。
OTから分析した方が、マーケットインしやすいからです。
内部環境は外部環境に合わせられますが、外部環境は内部環境に合わせられません。
外部環境は自社ではどうにもならないものなので、先にOTから分析し、OTに合わせたSTを考えていきましょう。
マーケティングには欠かせないコトラーも、SWOT分析ではなく「TOWS分析」にすべきと主張しています。↓
【コトラーとは?】
顧客のセグメンテーション・ターゲティング・ポジショニングを説くSTP理論や、マーケティングの4Pにpublic opinion(世論)・political power(政治力)を加えた6P理論、または4Pにpeople(人)・processes(プロセス)・physical evidence(物的証拠)を加えた7P理論などが有名。
引用元:wikipeda「フィリップ・コトラー」
OT分析するために、常に世の中の動きを把握するのも大事です。
3.「クロス分析」でさらに深掘りしよう!
クロス分析は、「内部環境(SW)」を「外部環境(OT)」に合わせる方法です。
外部環境に合わせることで、自社の強みを最大に活かせます。
「内部環境のほうをそれに適応させて、チャンスを活かす、あるいはピンチを切り抜けようというわけです。」
引用元:野上眞一『マーケティング用語図鑑』新星出版社,2017年
クロス分析の考え方としては、以下の例を参考にしてください。
- S×O=強みと機会を最大限に活用した戦略
- S×T=強みを活かして脅威を切り抜ける戦略
- W×O=弱みで機会を逃さないための戦略
- W×T=弱みと脅威が重なった時の切り抜ける戦略
クロスという名前の通り、それぞれをクロスさせて分析します。
クロス分析すれば、さまざまなシチュエーションに対応できるでしょう。
SWOT分析の具体例【マケズキの事例を暴露】
SWOT分析の具体例として、当サイトの「SUKIJOBLOG」の事例を挙げたいと思います。
マケズキ
僕が「SUKIJOBLOG」を制作する際に行ったSWOT分析を簡単に紹介すると以下の通りです。
【S(強み)】
- webライティング、マーケティングで実績を出している
- クライアントにも結果を出せている
【W(弱み)】
- 個人サイトである(法人サイトより信憑性や権威性を出すのが難しい?)
- 実績はあるが明確な資格などは持っていない
【O(機会)】
- 「副業」の波に乗れる(自分でビジネスを持つことが重要視され始めている)
- 企業がライバルにならない分野である
【T(脅威)】
- 副業浸透に伴うライバル増
- Googleアップデートに被弾する
簡単に解説すると、「個人としてライティングやマーケティング分野で大きな実績はあるものの、法人のような権威性は打ち出せない」という結論になりました。
なので、「ライティングやマーケティングの分野において、フリーランス向けのリアルな情報を打ち出すことで価値提供できるのでは?」と考えたわけです。
マーケティングやライティングについて、法人向けの広義の情報を個人の僕が書いても刺さりません。
それなら、フリーランス向けに狭義の情報を、同じ個人である僕が書いた方が、読者には刺さりますよね。
このように、SWOT分析をすれば、自分が立つべき市場が明確になり、ビジネスを有利に進めることができるんです。
【まとめ】SWOT分析はマーケティング戦略に不可欠!
SWOT分析はをすれば、今よりも確実に利益を伸ばせます。
自分がどんな強みを持っているかわかれば、後は強みを活かせば良いだけです。
反対に弱みがわかれば、対策を考えられるので、大きくマイナスを出すことはないでしょう。
SWOT分析を簡単に言えば、長所を活かして短所を克服するだけの簡単な内容です。
更に追い風を利用して、向かい風の対策を考えれば良いので、そんなに難しく考える必要はありません。
まだSWOT分析をやっていなければ、今すぐに取り掛かってみてください。
実際に分析してみると、どれだけ大事か、どれだけマーケティングに役立つかわかりますよ。
当記事で参考にした本(書籍)は上記の通りです。
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